電子マネーを今後利用したいですか?2007/05/04 20:08

日本経済新聞社が実施した調査で、電子マネーに関心が高まっていることが分かった。

持ちたい電子マネーの種類は、首都圏の私鉄・バス共通ICカードの「PASMO(パスモ)」、セブン&アイ・ホールディングスの「nanaco(ナナコ)」などが上位に入っている。

電子マネーを利用したいと答えたのは58%にものぼり、最も使ってみたい場所は「コンビニエンスストア」の82&だった。クレジットカードを使うまでもない少額決済に利用意向が高いことがうかがえる。

既に使っている人の利用金額は月3千円未満が66%にのぼり、週1回以上利用する人が過半数を占めている。

現在保有している電子マネーは、JR東日本の「Suica(スイカ)」が61%でトップ。今後保有したい電子マネーはPASMOが29%、nanacoが12%と続いた。

なおアンケートは、東京30キロ圏内に住む20~69歳の男女 1356人が対象。



FeliCa 搭載携帯電話「おサイフケータイ」向け情報配信システムおよび情報配信端末機「PetitPorta(プチポルタ)」2007/05/10 14:52

大日本印刷、おサイフケータイ向け情報配信システムを開発

大日本印刷は、2007年5月7日、FeliCa 搭載携帯電話「おサイフケータイ」向け情報配信システムおよび情報配信端末機「PetitPorta(プチポルタ)」を開発し、同年8月から販売を開始する、と発表した。

フリーペーパーラックや店頭 POP などに組み込まれた PetitPorta に、おサイフケータイをかざすと、その POP の関連情報を掲載する Web サイトの URL を、おサイフケータイに送信するというものです。

QRコードや空メールに代わるものだとイメージすればいいでしょう。

ハードルは低くなるとは思いますが、おサイフケータイをかざすだけのメリットを、どうのような形で提供するのか要注目です。




電子マネー普及で貨幣がなくなる?2007/05/17 00:55

第一生命経済研究所から興味深いレポートが発表されています。

電子マネーで「貨幣がなくなる」説の信憑性(PDF)

Edy,Suica,PASMOなど、電子マネーが普及すればするほど、いずれ貨幣(コイン、硬貨)がなくなるという説が台頭してきました。

しかしこのレポートでは、電子マネーで代替されない取引需要の分野が大きい以上、貨幣はなくならないとの見方を、しています。

貨幣がなくならないまでも、減っていくことは認めています。それは貨幣物量の伸び率の推移から、減少傾向が見てとれるからです。年間6.4億枚のペースで貨幣が節約されています。



「クイックペイ」と「エディ」がローソン全店で利用可能に2007/05/21 13:29

今夏にJCBが推進する「クイックペイ」とソニー系の電子マネー「エディ」が、ローソン全店で利用できるようになります。

ローソンではすでに、「iD(アイディ)」を全店に利用可能にしています。

ファミリーマートやセブンイレブンでも、対応する電子マネーや携帯クレジットの種類を増やすことを表明しているので、コンビにでの決済手段が多様化します。

反面、どの電子マネーを使うか悩みも増えそうです。良く使う店舗を中心に考えてポイントを集約するのが、消費者としてはベストチョイスになるでしょう。


JR東日本の「モバイルSuica」、会員数が50万人突破2007/05/28 21:23

JR東日本は、「モバイルSuica」の会員数が5月24日付けで50万人に達したと発表した。

モバイルSuicaは、2006年1月にサービスを開始し、クレジットカードの登録なしに利用できる「EASYモバイルSuica」を追加するなど機能拡張を行ってきた。昨年9月末時点では会員数は16万人、2007年3月末には約43万人と着実に会員数を伸ばし、5月24日、50万人を達成している。

電子マネー“Edy” 3,000万枚突破!!2007/05/29 11:00

電子マネー“Edy” の累計発行枚数が3,000万枚を突破しました。
うちおサイフケータイが占める台数は 約600万台。

増加の背景としては、与信のいらないプリペイド型の電子マネーであることや、社員証、学生証といった媒体への組み込みが挙げられますが、忘れてはいけないのがANAカードとのコンビネーションです。

ANAカードなら、EdyチャージやEdy利用でマイルがたまるので、陸マイラー(飛行機に乗らずしてマイルを集める人)が、JALではなくANAを選ぶ理由のひとつでもあります。

Edy が使えるシチュエーションの多さを考えると、ANA+Edyは、ポイントが貯めやすいですからね。



SuicaとICOCA相互利用へ ファミリーマートとNTTドコモは「iD」全店導入へ合意2007/05/31 10:37

JR 東日本とJR 西日本が手を結びました。それぞれが発行する「Suica」と「ICOCA」を2008年3月を目途に電子マネーとして相互利用できるようになります。

恥ずかしながら、以前関西に旅行に行ったときに、JRの改札を通ろうと思ってSuicaをかざしたことがあるんです。

もちろん、通れなかったわけですが、何も知らず「これ使えないんですけど」なんて、駅員さんに言った大ボケな話もあったりします。

でもこの合意によって、そんな心配がなくなるわけですね。

電子マネーの発行はユーザーの囲い込みにあるとはいえ、かたくなに自分たちのテリトリーを守るという発想ではなく、ユーザーの利便性を第一に考え、最終的に自社の電子マネーを選んでもらうという戦略の方が、今のような普及期では得策でしょう。




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