タクシー料金を複数の電子マネーで決済できるサービス2008/02/22 11:30

トヨタファイナンス、NTTドコモ、三井住友カード、タクシーメーターの大手の矢崎総業などが協働で、タクシー料金を複数の電子マネーで決済できるサービスをはじめます。

3月から東京都と愛知県の一部タクシーで、トヨタファイナンスとJCB系の「クイックペイ」とNTTドコモ、三井住友カード系の「iD」の2規格に対応できるようになります。

3月中旬に東京の日の丸タクシーが都内のタクシーすべてに、名古屋では名古屋近鉄タクシーと東和交通が4月までに500台に採用する予定。

JR東日本系の「スイカ」も2009年を目処にしよう可能になる見通し。

現在は東京の車両約5万台のうち、iDが5千台強、Edyが4500台程度の普及状況で、各車両は1種類しか読み取れないのがネック。

共用端末の導入は、デパートやスーパーなどにも広がっており、各社ますます差別化が必要になってくるでしょう。



ネプロジャパンが、携帯電話「おサイフ」機能に関するアンケート調査を2008/02/01 19:57

ネプロジャパンが、携帯電話「おサイフ」機能に関するアンケート調査を 発表しました。

調査結果によると、

モバイルSuica」の会員数は50万人を超え(2007年5月24日発表)、「Edy」のおサイフケータイ会員数は約600万人(2007年5月28日発表)と携帯電話の「おサイフ」機能を利用しているユーザーは増加。

しかしながら、モバイルSuicaでは会員登録時の本人確認が甘く、他人になりすまして電子マネーを使う不正利用が多発したとのニュースを聞き、セキュリティ面を心配する声も高まっている。

実際に、「おサイフ」機能を利用したことがあるかの問いには、「ある」14%、「携帯に機能は付いているが利用したことがない」61%だった。

利用したことがあるユーザーに対して、どのように利用しているか聞いたところ「電子マネー(プリペイド型)機能」9%が「電子マネー(ポストペイ型)機能」3%を上回り、利用する都度チャージ・入金をするユーザーが多い傾向があった。

1 回で使用する金額については「500~1,000円未満」7%が最も多く、次いで 「500円未満」「1,000~3,000円未満」の共に3%で、少額利用にとどまって いることがわかった。

利用したことがない理由は「必要性を感じないから」が最も多く3割、「セキュリティが心配だから」「利用手続きが面倒だから」「紛失・故障が心配だから」といった意見が挙がっっている。

携帯電話「おサイフ」機能に関するアンケート調査/ネプロジャパン(PDF)


、「PASMO」「Suica」の合計発売枚数が 1月18日時点で3,000万枚を突破2008/01/28 09:15

「PASMO」と「Suica」の相互利用サービスは昨年3月18日にサービス開始スタートしてから、わずか3日で合計発売枚数が2,000万枚を超えました。

その後、1月18日時点で交通系ICカードでは、国内最大となる発売枚数3,000万枚を突破しました。
販売枚数の内訳は、PASMOが674万枚、Suicaが2,327万枚となっています。
PASMOは、株式会社パスモが発行する非接触型ICカード方式の鉄道・バス共通乗車カードで、電子マネー機能をもっています。

Suicaは、2001年11月18日にJR東日本が東京近郊区間で最初に導入したカードで、乗車カードや電子マネーとしても利用が可能です。

楽天と『エディ』提携 電子マネー決済にポイント2007/12/24 00:46

電子マネー「Edy(エディ)」を運営するビットワレットと楽天が、マーケティング分野で業務提携することになりました。

手始めに来年夏をめどに、エディで買い物すると「楽天市場」で利用できる「楽天スーパーポイント」がたまるサービスが開始されます。

これまで楽天ポイントをANAマイレージに移すことができましたが、その逆はできませんでした。

この提携で、ANAマイレージから楽天ポイントを移せるようになるのでは。

プリペイド式電子マネーの発行額、2010年度には1.5兆円2007/12/12 15:53

矢野経済研究所の発表によると、プリペイド式電子マネーの発行額、2010年度には1.5兆円まで拡大すると見込まれています。

ちなみに2006年度発行額は3,547億円(前年度比33.3%増)となっています。

サイフの中にすでに何枚もの電子マネーが入っている人も少なくないでしょう。

Suica と PASMOの両方持っている人もいるようですが、よくわからないのに作ったのでしょう。クレジットカードと同じで、いずれ整理しなければならないでしょう。

何枚も管理するのは面倒だし、ポイントの獲得も考えると、選択と集中が必須です。

複数の電子マネーが使える共用端末も普及しはじめたので、使い分けも必要なくなります。


モバイルSuicaのセキュリティの甘さが露呈2007/11/10 01:11

モバイルスイカの不正利用で1000万円の被害がありました。今発覚している分だけで1000万円なので、まだ被害額は大きくなるかもしれない。

携帯電話に登録した電子マネーで電車に乗ったり買い物ができるJR東日本の会員制サービス「モバイルSuica(スイカ)」で、他人になりすまして電子マネーを使う不正が多発していることが分かった。詳しい個人情報が分からなくても不正が可能といい、本人確認の甘さを突かれたとみられる。被害は1000万円を超えており、同社は電子計算機使用詐欺容疑で警視庁に被害届を提出、システム改善に乗り出した。

 JR東日本によると、モバイルスイカの電子マネーは主にクレジットカードで決済される。カード情報のほか名前、生年月日などの個人情報を携帯電話に入力して送信すれば会員登録が可能で、その後は自由に携帯電話に電子マネーをチャージ(入金)できるという。

 ところが、入力情報の一部だけしかカード会社の保有データと照合されないため、照合対象外の情報が間違っていても登録が可能になっていた。登録時も入金の際にもカードの暗証番号の入力は不要で、カード情報などを参考にして不正利用された疑いがある。

 電子マネーの残高が2万円を超えると新たな入金はできないが、1日の入金総額や回数には制限がない。このため、電子マネーを使って残高を減らせば不正入金を繰り返すことが可能で、1日に約30万円が使われたケースもあった。利用した電子マネーの代金はカードから引き落とされるが、決済には1カ月以上かかるため発覚まで時間がかかり、カード所有者が気付かないまま被害が拡大する懸念がある。

 不正に使われた携帯電話の番号は分かるが、電話の所有者を突き止めるには、警察の捜査に委ねるしかないという。

 JR東日本は、1日の利用額を2万円に制限することを決定。照会項目を増やしたり、カードの暗証番号の入力を求めるようシステムを改善することも検討する。不正利用分についてはJR側が負担しており、川野辺修・広報部長は「できるだけ早く根本的な対策を取りたい」としている。【川上晃弘、佐々木洋、古関俊樹】
(毎日新聞 - 11月09日 より

一人で300万の被害を受けた人もいるようだ。モバイルSuicaのユーザーは今年9月末現在で約65万人もいる。JRは早急に対策を打たないと、被害が拡大するおそれがある。もっとも、不正利用分についてはJR側が負担しているということなので、利用者側は直接被害は受けない。

できることは、クレジットカード番号をはじめとする個人情報が流出しないよう細心の注意を払うことだ。

JR九州は「SUGOCA(スゴカ)」2007/10/30 16:56

JR九州が29日発表したところによると、2009年春に導入するプリペイド型電子マネーの名称ご「SUGOCA」(スゴカ)に決まりました。

スマート・アーバン・ゴーイングカードの略。「すごい」の九州弁、「すごか」にちなんでの命名。

このカードは2009年春以降、福岡県を中心に北部九州の44駅から順次導入され、初年度の発行目標は33万枚。

JRでは東日本が「Suica(スイカ)」、西日本「ICOCA(イコカ)」、東海「TOICA(トイカ)」、北海道が「KITACA(キタカ)」と、「CA」で終わる名称が多い。

SUGOCAのキャラクターは「カエルと時計」。ちなみに、Kitaca(JR北海道)はエゾモモンガ、Suica (JR東日本)はペンギン、ICOCA (JR西日本)はカモノハシ、TOICA (JR東海)はマスコットキャラクター無しです。

前払い方式の主要電子マネーの普及状況2007/10/16 11:33

日経流通新聞(日経MJ)に掲載されていた電子マネーの普及状況です。

前払い方式の主要電子マネーの普及状況
(2007年10月1日付け日経流通新聞より)
 発行枚数月間利用件数利用可能店舗数
Edy3,270万枚2,000万件6万8,000店
Suica1,854万枚1,760万件2万1,780店
PASMO452万枚231万件Suicaと共通
nanaco457万枚3,300万件1万1,848店
WAON70万枚非公表4,700店
ICOCA306万枚34万5,000件280店
(注)8月末現在。WAONは8月20日時点。

「WAON」の発行枚数が増えていることに注目してください。
7月末の40万枚から、8月末は70万枚へ増加しています。
主にイオンカードの「WAON」一体型への切り替えが進んでいるためだそうです。
イオンカードホルダーは明示的に拒否しない限り、カード有効期限がくると自動的に「WAON」一体型に切り替わるというわけです。



ナナコがJCB加盟店で利用可能になるがポイント無し2007/10/02 02:29

ナナコがJCB加盟店で利用可能になります。

nanaco はセブンイレブンでの買い物であれば、100円(税抜き)ごとに1ポイントが還元されるのですが、残念ながらJCB加盟店で利用してもnanacoポイントは付与されないようです。



鉄道系電子マネーが好調2007/09/21 18:46

パスモやスイカといった鉄道系電子マネーが好調です。これらの電子マネーを使った買い物利用件数が大きく伸びました。

PASMO加盟店は前月比15%増、Suica加盟店は6%増だった。

スイカ加盟店の利用件数は231万件、駅の飲料自販機の設置台数が増えたうえ、スイカ対応自販機が前年の2割増になったころも売上げを後押しした。

対して、コンビニ系電子マネーは失速気味。セブン&アイのnanacoが3%減の3300万件、ビットワレットのEdyは2%増の2000万件だった





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